なぜ、みかん箱は荷台に乗っているのか?

五環生活

2007年12月11日 15:05



そう、自転車の荷台といえば、みかん箱。

しかし、考えてみれば、世の中に流通している段ボールは、みかん以外がほとんどのはず。
冬の一時期に著しい消費量があるものの、年間を通せば、カップラーメンやスナックの段ボールが多いはずです。

なのに、なぜ、みかん箱がこれほどまでに荷台に乗っているのでしょうか?

思うに、みかん以外の消費財を、消費者が箱買いすることは稀であるためだと考えられます。
スナック菓子を箱買いする消費者もそういないのではないでしょうか?
買った機会がある人がいたとしたら、それは自治会などのグループ単位での購入であり、個人・家庭単位で購入したことのある人はそういないはずです。

一方、みかんは違います。
師走になると、みかんは箱単位で販売されています。
そして、躊躇せず、箱ごと買います。
これが、THE日本人。

下宿した今となっては、箱を見る機会はないですが、実家にいた時は、毎冬、箱からみかんを取り出している親と兄弟を見たものです。
そして、こたつでぬくぬくしながら、食べるのです。
あ、ちなみに、僕はみかんより、りんご派なので、みかんはあんまり食べません。
みかんの皮を使って兄弟へ攻撃はしていました。

このように、荷台の「みかん箱」には、「こたつ」に「みかん」という、日本人の冬の文化がそこに垣間見えるのです。
それとともに、消費者にとって、「みかん」はなくてはならない存在だということもいえます。


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